対照的に白物家電は、希望小売価格が10万円を超える象印マホービンやタイガー魔法瓶の高級炊飯器の売れ行きが好調など、消費者の高機能商品の購入意欲が堅調だ。日本電機工業会(JEMA)がまとめた昨年1~11月累計の国内出荷額は1兆9793億円と、すでにデジタル家電の通年実績を上回っている。
店頭の“主役交代”を踏まえ、電機各社の中にはテレビに代わる収益源として白物販売を強化する動きも出ている。
パナソニックは昨年、スマートフォン(高機能携帯電話)との連携機能を搭載した冷蔵庫や洗濯機を投入、シャープも昨年11月、美容家電に本格参入した。パナソニックの12年度の家電製品の売り上げ構成は白物家電が52%と、47%のデジタル家電を初めて逆転する見通しだ。