パナソニックのエアコン【拡大】
このため、経産省は電安法の運用基準を実情に合ったものに見直し、エアコンやテレビなどのAV機器、照明などはスマホを使って遠隔操作できるようにする。
メーカーの商品設計の自由度が増し、遠隔操作できる家電製品が増えることで、消費者にとっても利便性が高まりそうだ。ただ、安全上の問題から電気ストーブの遠隔操作は禁じる方針だ。
現在でもエアコンや照明などの複数の電気製品を「システム全体」として制御しスマホで遠隔操作することは、家電製品を規制する電安法の対象にならない。このため、すでにNTTドコモが携帯電話を使ってエアコンなどを遠隔操作できるシステムを、住宅メーカーやマンションデベロッパーなど企業向けに販売している。