ブログの内容などは1月20日付米CNNや1月21日付英紙デーリー・メール(電子版)など欧米メディアが一斉に報じているが、彼女の旅は最初から最後まで驚きの連続だったようだ。
「没収されると注意されていたので、電話やノートパソコンは(経由地の)中国に置いていった」という彼女だが、入国管理の書類には「殺人装置」「GPS技術」「あらゆる種類の出版物」の携行について申告する欄があったという。
その後「どこでも盗聴されている」うえ、「商業店舗がほとんどない」という首都・平壌では「周到に用意された出会いと、厳しく管理された観光などが入り交じった旅」を経験。「当局が許可しない北朝鮮の人々との交流は全くなく、常に監視役2人が近くにおり、2人の監視役も常に相互監視していたようだった」と説明した。
「国民は国家の人質」
例外的にネットの利用許可を得ているエリート校、金日成総合大学や朝鮮コンピューターセンターなどを訪問したが、金日成総合大学の電子図書館では「90人の男性がコンピューターの前に座っていたが、操作していたのはごく少数で、ほとんどは画面をじっと見つめていただけだった」といい、「私たちが騒がしく入っていっても、誰ひとり目を合わせず、刺激にも反応しない。まるで人形のようだった」と振り返った。