このため、画質は割り切り、小型デジカメと同等のセンサーを使うことで、超極小ボディーを実現させた。
カメラの開発を手がけた開発統括部・第2開発部の田口一郎マネジャーは毎日、通勤時にQ10を首から提げているが「小さくて軽いし、全く苦にならない。こうした小型軽量の性能が人気になった。目指したコンセプトは正解だった」と話す。
Q10のもうひとつの特徴は、ボディーの色が豊富なことだ。緑やオレンジ、金色など100通りから選べる。通常のデジカメは黒、銀、白などの定番がほとんどで、これまでの一眼レフカメラでは考えられなかった。100通りを実現できたのは、外装をマグネシウム合金からプラスチックに換えたため。プラスチックの色を変えれば、どんな色でも作れる。「いろんな色のニーズに対応しようと思ったら、こうなった」(若代氏)。
豊富なボディーカラーは、店頭で顧客の関心を高める効果もあった。大型量販店などでは、20色程度を並べて展示されていることが多く、華やかな色合いにひかれて、その場で購入を即決するユーザーも多いという。