「家電業界地図」1年で様変わり 火花散らす日韓企業の相違点とは (3/4ページ)

2013.3.5 11:40

サムスン電子は画面を曲げられるスマートフォンの試作機を公開した=1月、米ラスベガス(AP)

サムスン電子は画面を曲げられるスマートフォンの試作機を公開した=1月、米ラスベガス(AP)【拡大】

  • CESでパナソニックのブースに展示された新型テレビ=1月、米ラスベガス(AP)
  • サムスン電子が発表した85型4Kテレビ=1月7日、米国ラスベガス(米沢文撮影)
  • サムスン電子が発表した85型4Kテレビ=1月7日、米国ラスベガス(米沢文撮影)
  • CESの基調講演で、米ゼネラル・モーターズ(GM)との業務提携を発表するパナソニックの津賀一宏社長(中央)=1月、米ラスベガス(AP)
  • サムスン電子の発表会には、約3時間前から長蛇の列ができた=1月7日、米国ラスベガス(米沢文撮影)
  • ソニーが米国に今春投入する4Kテレビの新モデル=1月7日、米国ラスベガス(米沢文撮影)
  • シャープが発表会で披露した4Kテレビ=米ラスベガス(板東和正撮影)
  • ソニーのブランドメッセージ「make.believe」
  • ソニーが披露した4K対応の有機ELテレビ=7日、米国ラスベガス

 ある製造業関係者は「サムスンは、CESを技術を格好良く見せ、自社の実力を世界中に示すショーだと捉えている」とした上で「逆に日本企業は、商品化しにくい技術をすぐには公表したりはしない」と違いを説明する。事実、国内メーカー関係者は「パナソニックやシャープなら曲がるスマホの試作品なんて簡単に作れる」と話す。

 CESを商品発表の場ととらえる日本メーカーと、デモンストレーションを重視する韓国メーカー。明らかな違いが存在していた。

 家電ショーではなくなるCES

 「もはや、誰もテレビ製品を見には来ていない。これが今のCESの現実だ」。来場者のある米国人は、そう打ち明けた。

 今年のCESで、津賀社長は白物家電や自動車関連などの分野で、IBMと米ゼネラル・モーターズ(GM)との業務提携を明らかにした。

 観客が注目したのはパナソニックなどが目指す“これから”だ。事実、今年のCESでは、テレビ製品よりも、自動車用技術や美容家電などが注目を受けた。

「業務用技術が完成したら、もう待つつもりはない」と牽制

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