外断熱用ボードの施工風景【拡大】
長谷工グループは、首都圏と近畿圏、名古屋圏の既存マンションで約29万戸の大規模リフォーム工事を実施してきた。この営業エリアの中には、150万戸を超える壁式構造の低層型マンションが存在するとみられる。
長谷工では今後、こうした物件に向けて総合省CO2改修を積極的に提案。その一環として今回のプロジェクト現場の周辺に、改修の全体像を把握できるショールームを開設。周辺マンションの居住者や管理組合への理解促進を図る。並行して「シンポジウムの開催などを通じ地道に広げていく」(鹿倉副社長)考えだ。(伊藤俊祐)