電動アシスト自転車「PAS」の新シリーズを紹介するヤマハ発動機の柳弘之社長(中央)=14日、東京都新宿区【拡大】
15年に10万台、OEM供給本格化
ヤマハ発動機は、欧州で電動アシスト自転車用の駆動装置(ドライブユニット)や電池などの部品販売を強化する。今年に入りドイツとデンマークの自転車メーカーとOEM(相手先ブランドによる生産)供給を開始した。もともと環境意識が高い欧州では健康志向も高まっており、需要拡大が見込めると判断。2015年に10万台分の部品販売を目指す。
OEM供給を始めたのは、ドイツの「ヴィノラ」とデンマークの「サイクルビジョン」の自転車メーカー2社。駆動装置だけでなく、電池なども含む。ヤマハ発は1993年に世界で初めて電動自転車を商品化。心臓部といえる駆動装置などの技術力も高い上、現地の2社はいずれも欧州で強力な販売網と高いシェアを持つことから、拡販が可能と判断した。
欧州の電動自転車市場は85万台規模だが、需要が旺盛なドイツ、オランダに加え、フランスやベルギーでも拡大の兆しをみせており、ヤマハ発では15年に欧州全体で130万台まで伸びると予測。将来的には「アフターサービスも含め差異化を図る」(森本実SPV事業部長)ため、欧州内にサービス・営業拠点を新設することも視野に入れる。