株式公開買い付けについて記者会見する(左から)イオンの岡田元也社長、丸紅の岡田大介常務執行役員、ダイエーの桑原道夫社長=27日午後、東京都千代田区【拡大】
流通最大手イオンと大手商社の丸紅は27日、丸紅が保有するダイエーの発行済み株式の約29%のうち、約24%を約130億円でイオンに譲渡すると発表した。イオンは自ら保有する約20%と合わせ約44%を手中に収め、取締役の過半数を送りダイエーを子会社化する。イオンとダイエーの連結売上高の合計は6兆円を超え、セブン&アイ・ホールディングス(2012年2月期の連結売上高約4兆8000億円)などを大きく引き離す巨大流通グループが誕生する。
株式譲渡は、イオンが実施する株式公開買い付け(TOB)に丸紅が応じる形で行う。買い付け価格は、26日の終値317円より47円低い270円で合意した。
イオンは今後、物流や電子マネーなどを共通化してダイエーの経営効率化を図る一方、ダイエーの屋号やロゴマークは維持する方針だ。
イオンの岡田元也社長は27日の記者会見で「プライベートブランド(PB)商品がそれぞれあることにほとんど意味はない」と述べ、食品を中心に両社独自のPB商品を一本化する考えを表明。ダイエーのPB商品は、イオンの「トップバリュ」に統一する方向だ。