株式公開買い付けについて記者会見する(左から)イオンの岡田元也社長、丸紅の岡田大介常務執行役員、ダイエーの桑原道夫社長=27日午後、東京都千代田区【拡大】
一方、丸紅は当初の狙いでは、ダイエーのスポンサー企業となり、川上の穀物から川下の小売りまでを一貫して手がける態勢を整え、総合商社の強みを発揮することだった。ただ、ダイエーが業績低迷から脱却できず、イオンにダイエーの再建を委ねることになった。
今後は、株式5%を保有して影響力を維持しながら、川上分野の食糧ビジネスなどに経営資源を集中する方針だ。ただ、イオン、ダイエーに対しては、引き続き商品供給面でサポートする。
ダイエーは2004年に産業再生機構の支援を受け、丸紅がスポンサー企業として株式の44.6%を取得。イオンは07年にスポンサーに加わり、丸紅から約15%の譲渡を受けた。イオンは主に店舗運営の分野で経営再建をサポートする一方、市場でダイエー株を買い増していた。