新システムでは、太陽光発電などを有効活用してエネルギー効率の最大化を目指す=横浜市南区のイトーヨーカドー横浜別所店【拡大】
日揮情報システム(横浜市西区)は、商業施設や工場などを対象とした、新たなタイプのビルエネルギー管理システム(BEMS)を実用化した。経済産業省が横浜市で取り組む実証事業を踏まえたシステムで、単にエネルギーの“見える化”を図るだけでなく、目標管理を行えるようにしたのが特徴だ。今後は再生エネルギーの制御機能も付けていく。初年度は10システムの販売を計画している。
同社は日揮と共同で、「次世代エネルギー・社会システム実証事業」に参画している。その“舞台”となっているのはイトーヨーカドー横浜別所店(横浜市南区)。太陽光発電や照明、空調、冷凍・冷蔵庫などを有効活用してエネルギー効率を最大化することを目的にBEMSを導入し、実証設備を稼働している。
この事業で得たノウハウに基づき製品化したBEMSが「J+EMSherpa(ジェイプラスイーエムシェルパ)」。ヒマラヤ登山の案内人である「シェルパ」から名付けたように、「顧客をサポートしエネルギーの最適化を図ること」(日揮情報システム社会インフラソリューションチームの三田村知行マネジャー)を目的としている。
日揮はエンジニアリングの大手。このため「システム全体に目を配り、各設備の最適点を一括して見つけることができる」(日揮情報システムの小畑一義顧問)点が売り物だ。