ただ、スマホやパソコンで交流ゲームを楽しむ人が増え、短時間で遊べるようなゲームが人気を集めるなど、ゲーム専用機には逆風が吹く。ソニーは2012年10~12月期のゲーム事業の売上高が2685億円と、前年同期に比べ15%も減少。11年12月に発売した携帯ゲーム機「PS Vita(ヴィータ)」の不振で、今年2月には携帯ゲーム機の12年度販売計画を1000万台から700万台に下方修正した。
競合の任天堂が12年の年末商戦に投入したウィー・ユーも苦戦。3月末までに550万台を見込んでいた販売台数を、1月に400万台へと引き下げた。
ゲーム専用機の復権に向け、ソニーの平井一夫社長は「ハードも大事だが、新しいビジネスモデルにどう転換していくかだ」と強調する。