ソニーがCMOSセンサーの商品化に向けて大きく踏み出したのは、2004年。当時、イメージセンサー事業を統括していた鈴木智行・現執行役が経営資源の投入を決断した。「技術で他社に3年以上先行する」(鈴木氏)を目標に、技術開発に邁進(まいしん)してきた。
部品も収益源に
ソニーは現在、イメージセンサー(CCD含む)で市場シェア(11年・金額ベース)の約4割を占め、首位の座に立つ。カメラやスマートフォンなど、さまざまなソニー製品に搭載され、差別化につながっている。
同時に、全体の8割は外販し、米アップルや韓国サムスン電子などライバル企業でさえ、ソニーのCMOSセンサーを使用するケースが少なくない。完成品だけでなく、部品でも収益を上げられる態勢を築くことがソニーの成長の源泉になっている。