それでも篠田氏は、視野角が広く、動画を滑らかに表現できるプラズマの技術的な優位性は揺るがないとみる。低消費電力で明るく、薄型軽量の有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルに対しても、その製造過程での歩留まりの悪さから、プラズマに分があると指摘する。
それゆえ、プラズマからの撤退も「ゼロではない」としたパナソニックに対し「日本の技術を生かし今こそ頑張るべきだ」とエールを送る。それ以上に、プラズマを再び輝かせられるのは、生みの親の自分しかいないという思いがあるに違いない。
日本の産業界のみならず、あらゆる人が篠田氏に学ぶべきことは、篠田プラズマの5つの社是に集約されている。夢を育む。成功を信じる。ともかくやってみる。考えて、考えて考え抜く。決してあきらめない。(副編集長 村山雅弥)