化粧品各社が日焼け止め商品の拡充に力を入れ、スプレーやパウダー、ジェルといった多様なタイプを投入している。乳液タイプが主流とはいえ、紫外線防止に対する関心の高まりを背景に日焼け止めを日常的に使う消費者が増え、使い勝手が良くて使用感の軽い商品が求められるようになったためだ。アウトドア用との使い分けも進んでおり、各社は「乳液タイプに加え、もう1種類」を求めるユーザーを取り込もうと、品ぞろえの強化を競っている。
日焼け止めブランド「サンカット」を展開するコーセーコスメポートは2月、昨年のヒット商品「日やけ止め透明スプレー」に、せっけんとかんきつ系の香り付きの新商品を加え、ラインアップを3品目に増やした。忙しい朝や重ねづけに便利なスプレータイプで、逆さに持って背中や髪に吹き付けることも可能だ。
サンカットは無香料の商品を発売した昨年の春夏シーズンに、スプレー型日焼け止め市場で7割のシェアを占めたという。コーセーコスメポートは「品ぞろえを充実させることで売り場での存在感を高めたい」と、一層のシェア拡大を狙う。