「トイレ革命」女性目線でビル再生 ポイントは“癒やし”づくり (1/4ページ)

2013.4.13 12:02

TOTOが販売する歯磨き用のボウルは、用途をしぼることでトイレ内の混雑解消に役立っている=大阪市中央区(田村慶子撮影)

TOTOが販売する歯磨き用のボウルは、用途をしぼることでトイレ内の混雑解消に役立っている=大阪市中央区(田村慶子撮影)【拡大】

  • TOTOが販売する折りたたみ式の着替え台。制服とともに更衣室をなくす企業が増える中、ストッキングの履き替えなどにトイレを利用するケースが増えている=大阪市中央区(田村慶子撮影)

 老朽化した中古オフィスビルの改修需要が高まっている。入居率のアップや賃料の下落を防ぐのが目的だが、改修項目として増えているのがトイレのリニューアルだ。

 「女性用トイレの改修が魅力向上に一役買っている」(大阪ビルディング協会)といわれ、ビルオーナーの間では今、“トイレ革命”が合言葉となりつつある。

 入居契約の目利きは女性社員

 大阪市内の賃貸オフィス動向などを調査・研究する大阪ビルディング協会によると、企業がオフィス入居を検討する際、担当者の大半は女性社員を伴って見学に訪れるという。

 「そこで同行した女性社員が執務スペースとともに必ず確認するのがトイレなんです」。衛生陶器大手のTOTOの担当者は、トイレがオフィス選びの重要な選択肢となっていることを明かす。

 「臭い」「汚い」「暗い」の“3Kトイレ”があるビルの稼働率が改善することは少なく、入居条件にトイレの改修を課す企業も増えてきた。

築20年前後でトイレを改修するビルオーナーが増加

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