通信事業者各社がインターネット経由で音楽や映像をテレビに配信する「スマートテレビ」サービスに注力している。NTTグループのインターネットサービスプロバイダー、NTTぷらら(東京都豊島区)は17日、スマートテレビサービス「ひかりTV」で、国内初のクラウドを活用したゲームサービス「ひかりTVゲーム」を6月から提供すると発表した。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯電話3社も2月以降順次、通常のテレビにスティック型の通信端末を差し込めば、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末向け動画をテレビで視聴できるサービスの提供を開始、競争が熱を帯びている。
NTTぷららの「ひかりTVゲーム」は、専用の新型受信機をテレビに接続すると、利用者はクラウド上から好きなゲームを選び、専用コントローラーやスマホなどで操作して遊ぶことができる。
パソコン向け映像配信サービスやレンタルサービスなどを新たに展開し「2014年3月末のひかりTV会員数を前年比55万人増の300万人に増やす」(板東浩二社長)と意気込む。