NTTぷららはクラウドゲームサービス「ひかりTVゲーム」を提供。画面上のゲームはコナミ提供の「プロ野球スピリッツLIVINGMANAGER」=東京都豊島区【拡大】
各社がスマートテレビに力を入れるのは、ネット環境が必要な光回線やスマホの拡販につながるためだ。
TSUTAYA.com(東京都渋谷区)とスマートテレビ事業で16日に提携したNTT東日本の中川裕副社長は「光回線の解約防止につなげたい」と期待する。
ただ、普及には認知度を上げる必要がある。調査会社のMM総研が昨年10月に調べたスマートテレビの認知度は20.8%にとどまった。サービスも「スマホなどの画面をテレビに映し出す程度のものもあり、画期的な感じはしない」(アナリスト)との厳しい見方もある。
しかし、今後の需要には期待が持てそうだ。ドコモは2月からスマホ契約者向けにスマートテレビ専用端末(8925円)を7万人に無償提供するキャンペーンを実施しているが、応募者は10万人を突破した。需要の掘り起こしには、より便利な生活が送れるサービスを打ち出していく必要がありそうだ。