世界の造船需要は08年のリーマン・ショックを機に激減。一方で、韓国と中国のメーカーがコスト競争力を武器に攻勢をかけ、合わせて約7割のシェアを確保。日本勢はここ数年の円高も逆風となり苦戦している。
新規受注が減り、採算も悪化する中、各社は過去の受注で操業を続けてきたが「14年に受注残がなくなり、造船所の稼働率低下が避けられない」(造船大手)状況だ。三井造船は今月15日、13年3月期連結業績予想を下方修正し、83億円の最終赤字に転落すると発表した。
こうした中、IHIとJFEホールディングスは1月に傘下の造船子会社を合併し、「ジャパン マリンユナイテッド」を設立。今後ニーズが見込まれる環境技術などの開発力を高め、タンカーから艦艇までラインアップを広げる構えだ。