三菱重工業も新型天然ガス「シェールガス」の普及で増加が期待される液化天然ガス(LNG)運搬船や付加価値の高い客船に注力。今月1日には今治造船(愛媛県今治市)と、LNG船の設計や販売を行う合弁会社を設立した。
大手幹部は「単に日本の造船会社が寄り集っても中韓勢に勝てない。特色ある戦略が必要だ」と話す。
さらに、IHIは合併によって造船事業を本体から切り離し、航空機などに経営資源を配分。三菱重工業も日立製作所と火力発電部門の統合を決めるなど、各社は収益力向上に向け、選択と集中を図っている。
川崎重工業と三井造船も統合で、造船事業の競争力強化を図るとともに、エネルギーなどの成長分野で、いかに相乗効果を発揮できるかが鍵になる。