1月末時点で13年3月期の営業損益は200億円の赤字を予想していたが、これよりも164億円赤字が拡大した。
任天堂は業績回復の切り札として、画面の付いたコントローラーとテレビの2画面でゲームを楽しめる「Wii U」を昨年11月から順次、世界で発売。だが、ハード販売は345万台(1月末時点の計画400万台)、ソフトは1342万本(同1600万本)と見込みを下回る。
主力の3DSも「(簡単なゲームを好む)カジュアルゲーマーがスマホに流れている」(ゲーム雑誌出版『エンターブレイン』の浜村弘一社長)ため苦戦。ハード販売は1395万台(同1500万台)、ソフトは4961万本(同5000万本)にとどまった。