トヨタ自動車の連結業績【拡大】
トヨタが1兆3000億円台の営業利益を達成した02年3月期当時、日本経済はデフレや円高に苦しみ、電機メーカーが人員削減などの合理化で営業黒字を何とか確保する状況にあり、北米で大きく稼いだトヨタ自動車の「独り勝ち」ともいわれた。
ただ、その後、海外経済の持ち直しやデジタル関連製品の市場拡大もあって、景気が徐々に回復してきた経緯がある。
薄型テレビ販売の失速で再び電機メーカーの業績は悪化したが、13年3月期のトヨタの大幅な業績回復は、日本経済を支える企業の業績が回復に向かう先行指標ともなりそうだ。