ソフトバンクの「iPhone5」【拡大】
調査会社のMM総研(東京都港区)が9日発表した2012年度の携帯電話端末の国内出荷状況によると、出荷台数は米アップルが1066万台と通期として初めて首位となった。
2位は前年度首位の富士通、3位は前年度と同様にシャープだった。韓国サムスン電子は11年度の8位から5位に浮上。スマートフォン(高機能携帯電話)開発やコスト競争力の高い海外勢の攻勢が鮮明となった。
アップルは昨年9月に発売した人気スマホ「iPhone(アイフォーン)5」が好調。同機種を取り扱うKDDIとソフトバンクモバイルの販売合戦などの効果も需要を後押しし、12年度の出荷台数は前年度比47.0%増と増えた。
シェアも8.5ポイント増の25.5%に達した。通期で1000万台を超えたのは海外勢として初めて。「この勢いは今後も続く」(MM総研)とみている。