NTTが10日発表した2013年3月期連結決算は、営業利益が前期比1.7%減の1兆2019億円で、4期ぶりの減益だった。光サービス「フレッツ光」の契約数の伸び悩みやNTTドコモの携帯電話事業の不振が響いた。営業利益は1兆3200億円を超えたトヨタ自動車に抜かれ、国内2位となった。
フレッツ光など固定通信事業は減収だったが、海外売上高が120億ドル(約1兆2000億円)に拡大したほか、携帯電話事業とシステム開発事業が堅調で増収を維持した。
ただ、ドコモは携帯電話料金の割引キャンペーンに伴う費用増や契約者の流出などで営業減益となり、グループ全体の業績に影響した。
14年3月期の業績は売上高が2.8%増の11兆円、営業利益が2.3%増の1兆2300億円と増収増益を見込む。
鵜浦博夫社長は同日の決算会見で、クラウド事業の世界統一ブランドを「NTTクラウズ」に決定したと説明した。
NTT西日本は10月をめどに1万人規模の法人向け営業子会社を設立する。企業向け営業力を増強し、同分野で6000億円の売り上げを目指す。