ホンダの「シビック」ハイブリッドモデル。ソウル国際自動車ショーの目玉展示のひとつだ=韓国・京畿道の韓国国際展示場(古川有希撮影)【拡大】
韓国製部品の採用を拡大させるのはホンダだけではない。トヨタ自動車は2009年から日本で販売する一部車両に韓国大手鉄鋼メーカー、ポスコの鋼材を使用している。日産自動車も、今年3月から韓国製部品を九州工場(福岡県苅田町)に直送するトレーラー輸送を開始し、物流費を削減し、リードタイムを短縮した。
一方、韓国部品メーカーはさらなる採用拡大に向けて日本進出を加速させている。ポスコは現在、三重県四日市市内に日本初となる自動車用鋼管の製造設備を建設中だ。現代自傘下の韓国部品最大手、現代モービスも東京に事務所を開設している。名古屋市内には、自前では日本に拠点を置けない中小の韓国部品メーカー向け共同営業拠点が設けられた。
足元の為替相場は1ドル=100円を超え、ウォン高も進む。価格面での優位性は下がるが、業界関係者は「依然として日本製より安く、汎用(はんよう)品では品質も日本製と遜色(そんしょく)ない。日系メーカーが韓国製部品を採用する動きは止まらないのではないか」と予想する。