時計の生産ラインで稼働するセイコーエプソンの産業用ロボット【拡大】
碓井稔社長はフジサンケイビジネスアイの取材に応じ「人件費の高騰や労働力不足で海外市場が伸びている上、国内も衛生面への配慮から食品や医療などの分野で自動化のニーズがある」と述べ、ロボット事業の売り上げ拡大に意欲を示した。 4月にはロボットなどの開発・製造を担当する技術開発本部内の部署を事業部に格上げし、体制を整えた。成長市場とにらむ中国では既にロボットの現地生産に乗りだしており、コスト削減を進めて製品の競争力を高めるほか、サービスやメンテナンスの体制も強化する。
碓井社長は「当面は組み立て系のロボットが中心だが、将来的には人の生活に役立つようにしたい」と強調。今後、介護分野向けのロボットなどの開発も検討する考えを明らかにした。(田村龍彦)