国内タブレット端末のシェア【拡大】
アップルが値上げに踏み切る前から、市場では米グーグルや米アマゾン・ドットコムなどの割安なタブレットがシェアを伸ばしている。代表的な“廉価版”タブレットであるグーグルの「ネクサス7」(1万9800円)が登場した昨年12月~今年1月は、家電量販店の売り上げでアップルは2位に転落した。
今回の値上げで、アップルの「アイパッドミニ」と競合する「ネクサス7」の価格差は1.7倍に広がった。グーグルや米アマゾン・ドットコムなど為替差損を価格に上乗せする予定はないという。
一方、国内タブレット市場には新たなプレーヤーも参戦する。MSは7日、「サーフェスプロ」の日本での発売を始めた。MSがパソコン向けで培った豊富なソフトを使え、ビジネス用途での需要を見据える。
「このタイミングで、(アップルは)値上げという逆方向にいった。(当社にとっては)非常にいい」と日本マイクロソフトの樋口泰行社長はほくそ笑む。“敵失”を好機と捉え、タブレット向けに機能を特化した「サーフェスRT」も加え、反転攻勢を期す構えだ。