シャープ株主総会の会場に入る人たち。経営の根幹に関する質問も相次いだ=25日午前、大阪市北区(安元雄太撮影)【拡大】
「(競合他社の)ジャパンディスプレイはフル稼働らしいが、なぜシャープにはできないのか。稼働率はどうなのか。シャープは暇というふうに聞くが、どうなっているのか。次に有機EL(エレクトロルミネッセンス)ですが、シャープからはそういう声はひとつも聞こえない。液晶新技術のIGZOは有機ELに勝てるのか」
《株主から厳しい質問が相次ぐ》
奥田社長 「当期損益は2期連続の大赤字となり、大変申し訳なく思っています。4~6月に大きな誤算があり、堺工場も海外の液晶市場の変動で協業せざるを得なかった。何としても2012年度下期の営業黒字、2013年度最終損益の黒字化を達成したいと構造改革してきました」
「業績を下方修正しなければならなかったのは外的要因と内的要因があります。コモディティ化(汎用化)と円高、そしてデフレで国際的に競争力を失いました。日本のマーケットも大きく変わったが、それはわれわれの想定外で、見方も甘かった。液晶事業に集中投資し、この間は自前主義を貫いたものの、その中で環境変化に不十分な対応となった」