ジャカルタの高級モール内にあるゲームセンター。ゲーム機は日本から輸入したものとみられ、画面表示は日本語のままだ=上野太郎撮影【拡大】
合弁会社のCEO(最高経営責任者)で五反田電子のCOO(最高執行責任者)を兼務する金丸洋明氏は「ジャカルタと比べ、物価が安く、洪水や渋滞もない」と話す。「インドネシアでは、ファイナルファンタジー(スクウェア・エニックスの人気ゲーム)のコスプレも多いなど、日本のキャラクターの絵をそのまま受け入れてくれる土壌がある」として、コスト面だけでなく、指向性の共通点があることも大きなポイントだと指摘した。
スクウェア・エニックスはこれまで米国や欧州、中国に進出しているが、東南アジアは初めて。日本では、ソーシャルゲームの急拡大や少子化などを背景に、ゲーム開発の人材確保が困難になっており、金丸CEOは「キャラクターの絵を描く人材も、日本では奪い合いの状況。コストも2倍に跳ね上がっている」と現況を説明する。
両国の交流に期待
5月にジャカルタで開かれた日本とインドネシアのゲーム・IT業界のビジネスマッチングイベントには日本のゲーム関連企業など約10社が出展。制作・開発企業は将来の市場としての潜在可能性も見据え、東南アジアへの進出機会を模索している。