ジャカルタの高級モール内にあるゲームセンター。ゲーム機は日本から輸入したものとみられ、画面表示は日本語のままだ=上野太郎撮影【拡大】
人口規模が域内最大で日本のゲームも浸透しているインドネシアでの事業体制を確立し、域内での事業拡大の足掛かりとする方針だ。
東京ゲームショウには昨年、インドネシア企業2社が初出展した。パンゲストゥ観光・創造経済相が来場するなど、インドネシア側の動きも活発化している。代表者が講演した開発会社のアガテ・スタジオの幹部は「インドネシアでも非常に良質なクリエーターをたくさん輩出しているとの評価を受けた」と好感触を得たようだ。
国営アンタラ通信などによると、東京での記者会見で同相は、インドネシアでは日本のゲームを楽しむファンが2000万人以上いることなどを説明。「インドネシア企業が出展したことをきっかけに、将来的には人材交流なども活発化させ、日本からゲーム産業について学んでいきたい」と期待を示した。(インドネシア邦字紙「じゃかるた新聞」編集長 上野太郎)