VVVFは電車の加速力や速度に応じて電圧や周波数を制御しながら、モーターを効率良く動かすことで消費電力を抑えられる。このため、電車の省エネ化を進めたい同社は1992年にVVVFを京王線の「8000系車両」に初採用した。その後、96年1月に導入された京王井の頭線の新型車両「1000系」、京王線の新型車両「9000系」には導入時から採用。03年度からは京王線の既存車両「7000系」でもVVVFへの改造を進めている。
日本民営鉄道協会によると、10年の大手民間鉄道16社平均のVVVF導入率は54%。これに対し、京王は96%と業界平均を大きく上回る。その後も順次導入を進め、12年9月に京王線と井の頭線の計843両すべてにVVVFを導入した。
一方の回生ブレーキは、VVVF導入完了より10年以上前の1999年に全車両に採用された。回生ブレーキとは、ブレーキをかけたときにモーターを発電機として作動させ、これにより発生した電力を架線に戻すことで、この電力を後続電車などで利用できる装置。