リニア新幹線は車窓楽しめない? “土管”走り続ける計画に不満の声 (1/4ページ)

2013.7.6 19:00

  • リニア中央新幹線の新型車両「L0(エルゼロ)系」(JR東海提供)
  • リニア中央新幹線で、地上に設置される「中間駅」のイメージ(斜め上方からの透視図、JR東海提供)
  • リニア中央新幹線で、地上に設置される「中間駅」のイメージ(斜めからの外観透視図、JR東海提供)
  • 山梨リニア実験センターで、公開された新型車両L0系=3日午前、山梨県都留市
  • 超電導リニアの新型車両L0系(先頭車)
  • 山梨リニア実験線の車両基地に搬入された新型車両L0系=22日午前10時13分、山梨県都留市
  • リニア中央新幹線のトンネルイメージ。コンクリート製のフードで覆われれば、乗客も鉄道ファンもがっかり?
  • 初公開された超電導リニアの新型車両L0系の先頭車=22日午前、山梨県都留市の山梨リニア実験線車両基地(大里直也撮影)


リニア中央新幹線のトンネルイメージ(産経新聞社作成)。コンクリート製のフードで覆われれば、乗客も鉄道ファンもがっかり?

リニア中央新幹線のトンネルイメージ(産経新聞社作成)。コンクリート製のフードで覆われれば、乗客も鉄道ファンもがっかり?【拡大】

 「えっ、車窓から富士山が見えないの!」「駅に、待合室も切符売り場もないなんて」-。

 JR東海が平成39年の開業(東京-名古屋間。名古屋-大阪間は57年)をめざすリニア中央新幹線で、地上走行区間の軌道を「土管」のようにコンクリート製の防音フードですっぽり覆う計画に、沿線の自治体から不満の声が噴出している。

 4カ所の中間駅もできる限りシンプル化してコストカットする方針。鉄道ファンや沿線住民は、世界に誇るべきリニアの“雄姿”を楽しみにしているのだが…。

 リニアは“下水道管”の中を走るのか…

 「下水道管という感じ」

 横内正明・山梨県知事は、防音フード計画を酷評する。

 リニア新幹線は、東京-名古屋間約286キロのほとんどがトンネルで、地上部分は全体の13%の約38キロしかない。

 このわずかな地上走行区間は山梨、長野、岐阜の3県を通ることから、各県は「リニアを眺められる県」として国内外にアピールする好機と意気込んだ。さらに、富士山の世界遺産登録を受け、「リニアの車窓から富士山が見られるかも」とグッド・タイミングの“朗報”を喜んでいた。

「コンクリート製フードで覆うのが最も合理的」

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