また、億ションなど高価格帯の物件が増え、マンション1戸当たりの平均価格も、首都圏が同4.8%(219万円)高い4736万円に、近畿圏が同1.8%(61万円)高い3532万円にそれぞれ上昇した。
ただ、同社は今年の年間発売戸数を首都圏が5万戸、近畿圏が2万5000戸にそれぞれ予想を据え置いた。首都圏の場合、リーマン・ショックの影響が出た2008年の水準(4万3733戸)は上回るものの、その前年の07年(約6万1000戸)にも遠く及ばない見通しだ。今後急激にローン金利が上昇すれば「マンション需要が一気に減り、市場が壊れる可能性もある」(福田氏)と懸念する声も出ている。
マンション業界では、「住宅投資促進など内需主導の成長戦略が不可欠」(三菱地所の木村惠司会長)と、来年の消費税増税もにらみ、支援策拡充への期待感が強い。