ＥＶ充電課金システム実験　香川・豊島でソフトバンクなど (1/3ページ)

　ソフトバンクモバイルや電気自動車普及協議会（ＡＰＥＶ）などは２０日、香川県土庄町の離島・豊島（てしま）で小型の電気自動車（ＥＶ）を活用した社会実験を始める。

　島内に２人乗り小型ＥＶを６台走らせ、交通の利便性向上や省エネにつなげるほか、２カ所の充電スタンドでソフトバンクが開発中の充電・認証システムの機能を試す。

　実験開始を前に１９日、記念式典が開かれた。２０日からは豊島などで現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭２０１３」が開催され、観光客の増加が見込まれることから、島内の移動手段としてＥＶを１日８４００円（充電料込み）で貸し出す。

　実験では、充電スタンドでＥＶに充電プラグをつなぐとどの車かが特定され、充電日時や場所、充電量などが管理者側の情報サーバーに自動記録されるソフトバンクの認証システム「Ｕｂｉｄｅｎ（ユビデン）」が正常に稼働するかどうか試す。

充電量を確認したり、充電履歴を呼び出すこともできるという