経営再建中のシャープが住宅設備大手のLIXIL(リクシル)グループと資本提携し、最大100億円の第三者割当増資を実施する検討に入ったことが19日、分かった。さらに自動車部品大手のデンソーと電動工具大手マキタにも出資の要請を検討している。今秋までに公募増資と合わせて1000億円超の資本増強を実現し、財務基盤を強化したい考えとみられる。
シャープはリクシルと既に業務提携しているが、資本提携を機に新製品の開発を加速し、リクシルへのシャープ製品の供給も増やす。一方、デンソーからは数十億円規模の出資受け入れを想定。デンソーはシャープの技術力を活用、自動車部品の開発や設備投資の負担を軽くすることも狙いの一つとみられる。
業務提携にとどまらず出資も受け入れれば、提携相手先の影響力が強まる恐れもあるが、9月末に約2000億円の転換社債の償還を控えていることもあり、財務基盤の強化はシャープにとって最優先課題となっている。