しかし、昨秋からの株高で経営環境は一変。国内の個人向け営業部門は収益が前年同期の2倍、税引き前利益が約6.7倍に膨らみ、同社全体の税引き前利益の約7割を稼いだ。
増資インサイダー事件を受けて12年4~6月期決算発表の当日に、渡部賢一グループ最高経営責任者(CEO)の退任が発表され、同8月1日に永井浩二氏がCEOに就任した経営陣の刷新から約1年。柏木茂介最高財務責任者(CFO)は26日の会見で、追加コスト削減の進捗(しんちょく)率が6月末現在で87%に達していることを明らかにするとともに、「コスト構造にメスを入れ、成果が出てきている」と強調した。一方、海外の税引き前損益が2四半期連続の赤字となるなど課題も残っている。