「メタデータ」の活用模索
TBSメディア総合研究所の氏家夏彦代表(57)は「テレビが視聴者を囲い込もうと、どんなに壁を高くしても、外側で人々はネットで動画やニュースへ接している。ネットとの共存共栄を図っていかない限り、テレビの未来はない」と語る。
ソーシャルメディアとの連動番組など模索が進むが、氏家さんは「本当の意味での『スマートなテレビ』は、もっと大きな連動だと思う」と話し、一例として番組情報などテレビ局の持つ「メタデータ」(データについてのデータの意)の活用を挙げた。調査会社「エム・データ」(東京)はすでに番組で紹介された商品情報などを人力で収集し、ヤフーなどのネット通販へ提供している。
既存メディアはネットとどんな関係を結んでいくのか。ネットの普及で既存メディアによる「情報の独占」が崩れる中、スマートビエラが投げかけた問いは、思いのほか深いのかもしれない。(徳)