ソフトバンクはアイフォーンの販売増などで増収を確保。4~6月の契約純増数は約81万台にのぼり、KDDI(約67万台)やドコモ(約9万台)を引き離した。
さらに、4月に連結子会社化した新興ゲーム会社、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが、スマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」の大ヒットで急成長。「全く期待していなかった子会社の大化け」(孫正義社長)も収益に寄与した。
一方、ドコモはツートップ戦略で、従来型携帯を利用する顧客の買い替えを促し、販売台数の上乗せでは「一定の成果」(加藤薫社長)を挙げたものの、他社からの乗り換えで新たな契約者を獲得する効果は薄く、苦戦が続いた。