NICTが開発したシステム【拡大】
超小型無人飛行機は、あらかじめ設定した飛行空域を最大約2時間にわたり自動的に周回する。複数機を飛ばすことで、電波の届く通信復旧エリアを拡大できる。6月に北海道で複数機を同時に飛ばす実証実験を行い、システムが正常に機能することを確認した。
通常、鉄塔などに設置されるスマホや携帯電話の基地局は、携帯会社の局舎などから有線ケーブル経由で受信した電波を、利用者に届ける仕組み。
だが、災害で基地局そのものが稼働しなくなると通信機能が使えなくなり、復旧に2~3週間かかる場合もある。実際、平成23年の東日本大震災でも基地局の倒壊などでスマホや携帯電話の通話やメールが圏外となり、安否確認ができなくなったケースが相次いだ。
最近ではソフトバンクモバイルが通信装置を装着した気球を飛ばす実証実験を実施するなど、携帯会社ごとに災害対策に乗り出しているが、今回は携帯各社のスマホに対応する仕組みとして実用化を目指す。