米調査会社IDCによると、今年4~6月のスマホの世界出荷台数は前年同期比52・3%増の2億3790万台。同期間のスマホ用OS市場のシェアで、2位のiOSは13・2%と、前年同期から3・4ポイント下落、息切れが見られる。
これに対し、首位の米グーグルのOS「アンドロイド」搭載機種は、韓国サムスン電子のスマホ「ギャラクシー」の販売が好調なことから10・2ポイント増の79・3%まで伸ばした。100~200ドルの端末も抱えるアンドロイド勢に対し、低価格機種がなかったアップルが廉価版で巻き返せるか注目だ。
一方、新型アイフォーンは日本では、9月中の投入が見込まれており、秋冬商戦でソニー製と富士通製、シャープ製を集中的に売る「スリートップ戦略」を展開する見通しのNTTドコモが、アイフォーンの取り扱いに踏み切るかにも関心が集まる。