梅村博之常務執行役【拡大】
三菱電機の梅村博之常務執行役は28日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、国内の空気清浄機市場に再参入したことを明らかにした。今夏の猛暑の影響で来春は大量の花粉が飛ぶと予想されることなどから、同事業を2年ぶりに再開する。
大気汚染が深刻な中国市場でも今年度中の販売を計画している。
子会社の三菱電機ホーム機器(埼玉県深谷市)で生産する。日本市場には今月から、三菱電機の系列店限定で数百台程度の販売を始めた。中国にも輸出する。呼吸器系疾患を引き起こす微小粒子状物質「PM2.5」の大量浮遊を背景に、旺盛な需要を取り込む考えだ。
梅村氏は「すでに次の新製品の開発も進めている。来年度からは本格的に事業展開していきたい」と述べ、今後の拡販に意欲を示した。