丸紅が買収した米3位のガビロンが保有する穀物ターミナル。集荷網強化に加え、物流機能が取引の鍵を握る【拡大】
丸紅はこれまで、穀物輸送船を長期に借り入れたり、ブラジルの港湾運営会社を傘下に収めるなどして世界の穀物輸送網を築いてきた。ただ、最大手のカーギルは専用船を含め350隻を全世界に投入し、物流戦略でも大きく水をあけられていた。
今後はブラジルなど生産地の集荷網を強化する一方で、中国や需要が急増するアジアや中東・北アフリカでも飼料工場や畜産加工など一貫生産体制の構築を進め、確実に供給力と売り先を確保する考え。
丸紅の13年の穀物取扱量は前年比4.3%増の約2600万トンの見通しで、ガビロン分を加算すると約5500万トンとカーギルに次ぐ規模になる。