国内携帯大手3社のiPhone販売戦略【拡大】
ソフトバンクは、昨年の「5」販売時に4Sの下取り価格を2万円に引き上げた経緯もあり、再び2万円前後になる可能性が高い。
ただ新モデルの価格設定は不透明だ。5の後継機種にあたる5sは、現行の5で実施している「実質0円」での販売は難しそうだ。月々の通信料金から端末価格を割り引く実質0円販売は、廉価版の5cで実施される可能性が高い。「他社の動向にもよるが、5sの価格設定は難しい」(ソフトバンク幹部)。
競争力左右する独自サービス
三つどもえの競争のなかで、端末価格や通信料金は同水準に収斂(しゅうれん)することが予想される。競争力を左右するのは、通信速度やつながりやすさ、独自サービス、周辺機器の差になりそうだ。
高速データ通信サービス「LTE」は、各社とも既存の3GサービスからLTEへの移行に苦労している。