三菱自動車の本社。財務体質の改善が経営課題となっている=東京都港区【拡大】
三菱自は、東南アジアなどでの自動車販売が伸びており、13年度は連結最終利益が過去最高の500億円に達すると見込んでいる。足元の業績は好調なため、8月には9000億円を超える欠損金を解消した。
ただ優先株を処理しても、三菱グループは、重要な経営事項を株主総会で否決できる3分の1超の株式を保持していく見通し。このため三菱自は、三菱グループに対し中長期の成長戦略を示す必要がある。
現在策定中の14年度からの3カ年の中期経営計画が優先株処理のための重要なカギを握る。三菱自は中計に、12年度の自動車販売の35%を占める東南アジア市場を改めて主力に位置づけるとともに、北米やロシアにも注力することを盛り込む方針で、11月にも発表する見通しだ。
三菱グループ各社は、中計の妥当性、合理性を確認したうえで、優先株の処理を認めるかを判断するもようだ。