ソニーは13日、スマートフォン(高機能携帯電話)の最新旗艦モデル「エクスペリアZ1」を国内で初公開した。「(部門の垣根を越えて技術を持ち寄る)『ワン・ソニー』の結実」(ソニーモバイルコミュニケーションズの鈴木国正社長)とアピール。米アップルの新製品「iPhone(アイフォーン)5s」と「5c」に対抗する。
「Z1」は国内では今秋投入される見込み。ソニーがカメラの開発で培ってきた最新鋭の技術として、約2070万画素の撮像素子(イメージセンサー)や画像処理エンジン、広角レンズを搭載した。交流サイト(SNS)上での撮影中の動画のリアルタイム配信やシャッターを押した前後1秒の計61枚高速連写など、撮影を楽しむための機能も盛り込んだ。
鈴木社長は同日の発表会で、「カメラからスマホを再定義した。われわれの信念は明確に市場でも評価されるだろう」と、シェア拡大に自信を見せた。