NSAの個人情報監視プログラム「PRISM(プリズム)」にはFBのほか、米グーグルや米マイクロソフト(MS)なども協力していることが既に明らかになっています。2009年6月3日から「プリズム」と協力体制を結んでいるFBがNSAにユーザーの情報を提供しているのは当たり前といえば当たり前なのですが、それでも悲しいですよね。
ちなみに米当局は、2万人~2万1000人の個人情報など計1万1000件~1万2000件の開示・提供を要求。FB側は全要求の79%について、当局の要請に応じたといいます。
米国の次に要請が多かったのがインドです。4144人のユーザーの3245件の情報について要請があり、FB側はうち50%を提供。英国では2337人のユーザーの情報の68%について提供がなされました。
また、激しい反政府運動が起き、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相がSNSを「社会における最悪の脅威」と嫌悪するトルコでは170人のユーザーの96件について要請があり、47%について応じたそうです。一方、7月はじめに事実上のクーデターが起き、現政権が崩壊したエジプトでも11人のユーザーの8件について提供要請がありましたが、これには全く答えていないといいます。