「スター・トレック」は米技術開発の羅針盤? (2/3ページ)

2013.9.20 06:00

米ラスベガスで8月に開かれた「スタートレック」ファンのためのイベント。劇中の宇宙船のブリッジ(船橋)が再現された(AP)

米ラスベガスで8月に開かれた「スタートレック」ファンのためのイベント。劇中の宇宙船のブリッジ(船橋)が再現された(AP)【拡大】

  • 3Dプリンターで作られたサイコロ。複雑な形状も1台のプリンターで大量生産できる=ニューヨーク(AP)

 宇宙船の乗組員の居室や食堂には「フードディスペンサー」。食べたいものを注文すると、食器ともども物質を合成してくれる。食べ物以外も同種の「レプリケーター」という装置で立体成型できる。まるで「3Dプリンター」の発展形だ。

 さらに、宇宙船内の機器のほとんどは、音声かタッチパネルで操作する。今の家電製品もどんどんこの方向に進んでいる。

 最新技術を生み出すのは理系オタク

 スター・トレックは1966年に米国で放映がスタートし、登場人物を入れ替えながら5シリーズが制作され、映画は12本という長寿作品。タブレット端末など劇中で使われる機器類や操作の仕方は、当初から大きく変わっていない。米国のSFファンの潜在意識には、その世界観がすっかりすり込まれているのだ。

 アップルやグーグル、ベンチャー企業の技術開発の現場には、「ギーク」と呼ばれる人たちが多いという。日本でいう「理系オタク」のような人たちだ。幼い頃からスタートレックを見て、「あんなのがあればなあ」と夢想していたとしても不思議ではない。

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