「5s」「5c」が新たに800メガヘルツ周波数帯に対応したことで、同周波数に対応した基地局が約3万局あるKDDIの田中孝司社長は「これでダントツでやっていける」と胸を張った。年度末には実人口カバー率99%を達成、毎秒最大100メガビット超のサービスも一部都市で提供する。
電波が届きやすいプラチナバンドと呼ばれる800~900メガヘルツ帯は少ない基地局でもエリアカバーが有利。ソフトバンクは、現在は下り5メガヘルツ幅しか使えないため3G回線専用となっている900メガヘルツ帯で来春からアイフォーン向けLTEを提供する。
当初はMCA無線やICタグ事業者が移転後、7月からのサービス開始を予定していたが、移転直後の来春に前倒し。他社との差を詰めたい考えだ。