顧客獲得のカギ握る「プラチナLTE」 新型iPhone対応で注目 (2/2ページ)

2013.9.27 06:30

新型スマートフォン「iPhone5s」(アップル提供)

新型スマートフォン「iPhone5s」(アップル提供)【拡大】

 総務省が公表している通信キャリア各社のLTE基地局の免許許可数によると、2.1GHz帯ではNTTドコモが最も多い約3万2000の基地局を有しているが、800MHz帯ではKDDI(au)が約3万2000、総数でも他社が4万以下なのに対して、KDDIは6万超と他社を圧倒している(2013年8月17日現在)。

 800MHz帯はすでにNTTドコモとKDDIがアンドロイド端末向けにLTEサービスを展開。ソフトバンクモバイルも14年春に900MHz帯で「プラチナLTE」サービスを開始する。NTTドコモは20日に新たに1.7GHz周波数帯でアイフォーン向け高速サービスを東京などの都市部で提供すると発表した。

 iPhone5までは対応帯域が2.1GHzとプラチナLTE非対応だったが、今回のiPhone「5s」と「5c」が800MHz帯に対応したことにより、特に800MHz帯基地局数の多いKDDI(au)においては、iPhoneでもプラチナLTEのメリットを享受できることになった。今後は、NTTドコモやソフトバンクモバイルもプラチナLTEの基地局数増加が予想されるが、KDDIは、今まで800MHzを中心にインフラ整備をしてきた実績から、当面、つながりやすさでは優位に立ちそうだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!