富国生命で行われたソーシャルメディアのリスクに対する社内研修。企業の取り組みも高まりをみせている【拡大】
非常識な振る舞いを示した写真や、倫理観が問われる言動をツイッターなどに投稿し、大きな社会問題となる事例が続発している。
さらには、日常の何気ない思いや、ちょっとした出来事を記しただけのつもりでも、思いもよらぬ重大な結果につながることも多い。利用者は便利で楽しいはずのソーシャルメディアに潜むリスクを理解する必要があり、企業も社内研修を行うなど対策に乗り出している。
ソーシャルメディアとはフェイスブックやツイッターをはじめネットワークを形成するものやブログ、動画や写真の共有サイトなどを含め利用者が自ら情報発信する仕組みやサービス。その数は数千ともいわれ、多くの人が身近なものとしている。
「○○市に出張中。商談もまとまり、これから一人で打ち上げです」。ある営業担当者がご当地の名物を撮影した写真とともに、こんなつぶやきを投稿した。一仕事を終えた解放感も手伝って気軽に投稿してしまいがちだが、そこには小さからぬ危険が潜んでいる。