百貨店と大学の主な連携企画【拡大】
インターンの一環に
学生の参加ニーズも高まる。背景にあるのは、最近の就職活動をめぐる学生側の不安だ。経団連は、会社説明会など採用活動の解禁時期を大学3年の12月から3月に繰り下げる指針を打ち出したが、経団連は11年には解禁時期を12月としていた経緯もあり、揺れ動くルールの実効性を学生側は疑問視している。
こうした状況の下、インターンシップ(就業体験)が事実上の採用活動の場になっているとの指摘も根強く、学生側もインターン活動への傾倒を強める。
「将来は商品開発の分野に進みたいので、貴重なチャンスを生かしたい」。東武百の「女子丼」に参加していた私立女子大の3年生(21)も、企画参加をインターンの一環に位置づける。「面接のアピールポイントとしても魅力的」といい、企画の中には限られた参加枠に学生の応募が殺到するケースもある。
大学の研究成果から生まれた食品を集めた高島屋の催事「大学は美味(おい)しい!!」を企画するNPO法人「プロジェクト88」の高橋菜里理事長は「営業や接客まで幅広い経験を積める点も就活にプラスと感じているようで、参加を目的にサークルを作る学生もいる」と指摘している。(佐久間修志)